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タンポポT-1エキスはマウス生殖ホルモン受容体の発現量を増加させる

学会発表解説 2015年01月05日

学会発表内容はこちら

http://www.shawkeat-1.com/gakkai/304/

 

タンポポT-1エキスはマウス生殖ホルモン受容体の発現量を増加させる(日本語訳)

 

INTERNATIONAL JOURNAL OF MOLECULAR MEDICINE 20: 287-292, 2007

 

大阪市立大学大学院医学研究科 産科婦人科学教室

XU ZHI、KEN-ICHI HONDA、KOJI OZAKI、TAKUYA MISUGI、TOSHIYUKI SUMI、OSAMU ISHIKO

 

※すべての条件及び動物の取り扱いは大阪市立大学動物実験に従い、施設内動物実験委員会から本研究の承認を得ています。

 

たんぽぽ茶ショウキT-1はホルモン分泌促進作用、レセプター感受性上昇作用があり、加齢による卵巣機能低下、卵胞の質低下に対する治療に期待できます。

 

 エストロゲン、プロゲステロン、及び卵胞刺激ホルモンなどの生殖ホルモンは様々な生化学的及び生理学的過程と相関していることがわかっており、更年期症状、肥満、数種類の癌といった女性の多様な疾患にも関与しています。

ホルモン量の調節はホルモンに関連した障害を治療する通常の方法とされてきました。

 

例えばホルモン補充療法(HRT)は更年期症状の軽減に有効ですが、ホルモンの投与量に依存した乳癌、子宮内膜癌、及び冠動脈疾患のリスクが明らかになったため、現在HRTは議論の的となり、エストロゲンの用量は極力抑えるよう推奨されています。

 

この研究から、たんぽぽT-1は一連の生殖ホルモン受容体の発現量を増加させることが示唆されています。その結果、ホルモンに対する応答能及び感受性が亢進する可能性が考えられるのでタンポポT-1を用いればHRTにおけるエストロゲン容量を低減でき、リスクも低下すると考えられています。

 

また、ホルモンは対応する受容体を介して作用するため、受容体の発現について調査すればホルモンが誘発する病態生理学的状態の解明が進み、現在行われているホルモン療法に代わる、より便利でリスクの小さい治療法の開発にも役立つと考えられています。

 

 この点に関して漢方薬は近年ますます普及しており、治療効果が期待され副作用も少ないことから広く使用されていますが、詳しい作用機序は未だ不明です。

 

漢方薬に由来した多くの治療法が女性の生殖ホルモンに関連した障害の治療に用いられていますが、これらの漢方薬の治療効果が生殖ホルモンの量又は、その受容体の発現に対する影響と関連するという仮説が立てられています。

 

 現在では多くの漢方が医療及び臨床治療に利用されていますが、ホルモン受容体の発現量を増加させ得る漢方の報告は稀です。

 

この研究から、たんぽぽT-1の作用によってマウス脂肪組織、子宮、及び卵巣における生殖ホルモン受容体の発現量が増加することが明らかにされ、臨床応用の大きな可能性が示唆されています。

 

またタンポポT-1は排卵不全の女性にも有効です。生殖ホルモン関連障害の治療選択肢の1つとしてタンポポT-1は注目されています。

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