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有機スズと生殖機能障害

豆知識 2014年10月16日

 有機スズは、漁網や漁船の付着物を防ぐために使われているものですが、以前から、ある一定量を超えて摂取すると中枢神経を冒す毒性が知られていました。しかし、それよりもっと低い極微量の濃度でも、生命機能に重大な影響を与えることが明らかになっています。

 

 日本の海岸に生息するイボニシ貝において、卵巣を持たず精巣を持つという生殖器異常のメスが、多くの地域で発生していることが知られています。これは、有機スズがイボニシ貝の性ホルモン分泌に影響を及ぼした結果と考えられるのです。

 

 有機スズは当初、浜地などの養殖魚における奇形発生の原因といわれていましたが、その後、生物の生殖機能に影響を与えることも分かってきたのです。

 

 

スズは比重が重いため、海底に溜まりやすい物質です。よって、貝や海藻類に多く含まれます。

 

 環境ホルモンにかぎらず、有害物質は肝臓で解毒分解されますが、そのとき肝臓で作られるチトクロムP450という酵素は、細胞のホルモンをつくるDNAのレセプター(受容体)に作用し、勝手にホルモンを合成してしまいます。ショウキT-1はホルモンレセプターを賦活化します。

 

 現実に、先進国の多くで不妊や少子化が問題となっていますし、最近では抗がんが陰嚢内に下がってこないまま成長する生殖器の異常(停留睾丸)が、世界各地で数多く報告されています。

 

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