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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

 2016年11月10日

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

 

両側卵巣の多嚢胞性腫大に何らかの月経異常、不妊を伴い、内分泌検査でLH高値を特徴とする内分泌疾患のことをいう。

 

PCOS
polycystic ovary syndrome

無月経、希発月経、無排卵周期症、不妊などを訴えて来院し、多毛、にきび、声の低音化、陰核肥大、肥満であり、内分泌検査にて、LH、FSH、GnRH負荷試験にて、LH高値、FSH、GnRH負荷試験にて、LH高値、FSH、エストロン高値、血中テストステロン高値、または血中アンドロステンジオン、ゲスターゲン検査にて、第1度無月経であり、超音波検査にて、多数の卵胞の嚢胞状変化(一側12個以上)を認めたとき、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断する。

 

 

治療法

薬物療法と手術療法があるが、挙児希望の有無により治療は異なる。

 

1.挙児希望がある場合

a.薬物療法排卵誘発法

①クロミフェン療法
②hMG-hCG療法(ゴナドトロピン療法)

b.手術療法:腹腔鏡下手術(卵巣焼灼、卵巣楔状切除)

2.挙児希望がない場合

ゲスターゲンの周期的投与により消退出血を起こさせる。

排卵誘発の際はクロミフェンが無効の例が約半数で、これらにゴナドトロピン療法を行うと、多数の卵胞が同時に発育し、卵巣過剰刺激症候群や多胎妊娠を発生しやすいので注意を要する。

 

 

月経異常、LH↑、FSH→
症状・所見

 

患者の多くは初経時より機能性子宮性出血などの月経不順がみられる
わが国では月経異常や不妊を訴える患者のなかから発見され、頻度は排卵障害の1割以上を占める,

 

必須条件

①月経異常(無月経、希発月経、無排卵、周期症のいずれか)
②多嚢胞卵巣(超音波所見)
③血中男性ホルモン高値またはLH基礎値高値かつFSH基礎値正常

 

不妊

 

日本産科婦人科学会の診断基準①~③を全て満たす場合をPCOSとする

男性化徴候
・多毛
・にきび
・声の低者化
・陰核肥大
・テストステロン
・アンドロステンジオン

・肥満
・エストロン(E1)

 

原因は視床下部-下垂体,卵巣,副腎皮質の機能異常やインスリン抵抗性などが非常に復雑に絡んでいるものと推定されますが、詳しくはわかっていません。

 

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